武蔵野市立武蔵野商工会館4階の、吉祥寺ゼロワンホール(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-22-3631)で10月4日、「第10回吉祥寺アニメーション映画祭」が開催され、ノミネート作品を上映、各賞の発表が行われた。
同イベントは、2005年に編集家の竹熊健太郎さんの提言により、「少人数で制作されたアニメーション作品を積極的に評価したい」をコンセプトに始まったもの。審査員は、アニメーション評論で活躍する氷川竜介さん、アニメーション史研究者の津堅信之さんなど。10周年を迎える今年は、ゲスト審査員に吉祥寺ゆかりのアニメ作家・森本晃司さんを迎えた。
「吉祥寺に在住のアニメ制作スタジオとともに、技術偏重に陥りがちな少人数制作のアニメーション作品を、面白いものであれば積極的に評価を与えようという映画祭です。同イベントは、短編アニメーションのコンテストとしては、その先駆け的存在で有名です」と、イベントの特徴を語る担当者。
「近年はネット発の動画にも着目し、面白いものならなんでも積極的に評価する姿勢が反映されています」と、近年の映画祭の状況も。
受賞作は、一般部門グランプリ/『小さな庭園』(斎藤俊介)、ギャグアニメ部門グランプリ/該当無し、優秀賞/『DE RIRIA SUBASU TAIMU』(ひだかしんさく)、審査員特別賞/『戯言スピーカー』(牧野惇)・『ThroughTheWindows』(佐藤美代)、STUDIO 4°C賞/『DE RIRIA SUBASU TAIMU』(ひだかしんさく)、コアミックス賞/『戯言スピーカー』(牧野惇)、スタジオディーン賞/『ハロウシンパシー』 (デコボーカル)、ジブリ美術館賞『ECIRAVA』(金子大祐)、PRODUCTION I.G賞/『GYRΦ』(円香)
詳細は http://kichifes.jp/ で確認できる。