高円寺にある芸術会館、座・高円寺(東京都杉並区高円寺北2 TEL: 03-3223-7500)にて「座・高円寺 ドキュメンタリーフェスティバル」が2月7日から11日まで開催される。第5回目となる同イベントは、「ゲストセレクション」「特集上映」「コンペティション部門入賞作品」の3部門に分かれ、5日間かけてドキュメンタリー映像作品約25本を上映する。
「ゲストセレクション」はクリエイティブディレクターの箭内道彦さんやジャーナリストの田原総一朗さんらがドキュメンタリー映像作品を選び、その魅力を徹底的に語るというもの。映画監督の是枝裕和さんと詩人・谷川俊太郎さんのトークセッションも。
「特集上映」では「ドキュメンタリーは肉体だ!」を特集テーマとし、ドキュメンタリーを「肉体の記録」と捉え、9本のドキュメンタリー作品を上映。「演じる肉体」として『役者・三國連太郎』、「魅せる肉体」として『アーノルド・シュワルツェネッガーの鋼鉄の男』などを解説やトークセッションを交えながら見ることができる。また、「ドキュメンタリーは震災にどう向き合えたのか」というテーマで、パネリストに萩野亮さん、池谷薫さん、松江哲明さん、安岡卓治さん、大野太輔さん、国分拓さんらを迎え、シンポジウムも開催される。
「コンペティション部門入賞作品」では映画、テレビ、自主制作といった新しい才能を全国から発掘。長谷川健一監督の『飯舘村 わたしの記録』をはじめとするドキュメンタリー映像作品5本が上映される。
「テレビ、映画を問わず多くの“ドキュメンタリー”が日々作られ、巷では“ドキュメンタリー”に対する興味や関心を多くの人が持っていると言われている。しかし、残念ながら、実際に見る機会はとても限られているのが実情。優れたドキュメンタリーには、新鮮な発見の驚きがあり、感涙があり、爆笑があり、ワクワクする興奮があり、一夜にして観る者の世界の見方を変えてしまう力があると思う。テレビ、映画の枠を越えて、ドキュメンタリーの魅力と可能性を再発見する、その機会を提供したい」と実行委員長の清水哲也さん。
また、「会場となる『座・高円寺』は2009年に誕生。東京の郊外、文化・芸術が交流するこの街でこそ、ドキュメンタリーをもっと身近に感じていただけるのでは」とも。
ゲストセレクション部門は前売り券1300円、当日券1500円。
特集上映、シンポジウム、コンペティション部門入賞作品は前売り券1000円、当日券1200円。
チケットはチケットぴあ及び座・高円寺チケットボックス(月曜日定休)にて購入できる。
詳しくは公式HP(http://zkdf.net/)にて。