耳の聞こえないスタッフが接客する「サイレント・カフェ」が、吉祥寺中道通りにあるカフェ「轟珈琲」(武蔵野市吉祥寺本町4)で1月16日・23日・30日の3日間、コラボレーション営業を行う。
サイレントカフェは2011年7月、聴覚障がい者と健聴者の間のバリアフリーを促進する目的で三鷹市公会堂別館に開業し、同年12月には同館改築工事のため一時閉店したが、昨年2月から7月まで「グランキオスク」内で再オープンした。同年6月には「ソーシャル・デザイン」をテーマに掲げる「第7回ロハスデザイン大賞2012」の「コト部門」で大賞を受賞した。
今回のコラボ営業では、カフェ営業とは別に、10時までは1時間1,500円、18時~21時は1時間2,500円(2時間以上で1時間2,000円)で朝活やセミナー、ミーティングなどにスペースを提供するサービスも行う。収容人数は17人。Wi-Fiも完備し、筆談対応もサイレントカフェスタッフが行う(要予約)。
「轟珈琲は雑誌にも何度も掲載され、デザイン・雰囲気とも個性的で、おしゃれな雑貨店やレストランの並ぶ中道通りでもひときわおしゃれな店。普通ではなかなか借りることのできない価値あるロケーションをこの機会に、朝活、講座やお教室、サークル活動、市民活動のための場所をお探しの皆さまに、ご活用いただければ」と代表の渡辺さん。
「今回のコラボでは、深大寺で自家焙煎する豆を使った珈琲専門店の轟珈琲さんがサイレント・カフェのために特別に作っていただいたオリジナルの『サイレント・ブレンド』が登場する。どんな味のコーヒーなのか楽しみにしていただけたら」とも。サイレント・カフェ定番のコーヒーフレーバーのバナナミルクも、サイレント・ブレンドを使ったバージョンアップ版で提供するという。
営業時間は11時~19時。