アトレ吉祥寺(武蔵野市吉祥寺南町1)で10月21日、「まこという名の不思議顔の猫」(マーブルトロン刊)著者の岡優太郎さんと絵本「明日もいっしょにおきようね~捨て猫、でかおのはなし」(草思社刊)の著者・穴澤賢さんと竹脇麻衣さんによるトークショーが開催された。現在開催中の「吉祥寺ねこ祭り2012」の一環。
第1部の「まこという名の不思議顔の猫-まこ最新映像と猫生活トークショー」では、まこの最新動画が上映され、来場客からは「かわいい」という声が上がった。動画には、10歳になったまこの日常やしぐさに加え、弟の「しろたろ」と「えいた」がじゃれあう様子や妹の「しおん」がブラッシング中にリラックスしている様子など、4匹のさまざまな姿が撮影されていた。その後、まこについてのトークショーでは、まこを引き取ったきっかけとして「友人から『不思議な顔の猫が保護されている』と連絡があり、ちょうど猫を飼いたいと思っていた時期で、飼うなら保護された猫を引き取りたいと思っていたので見に行くと本当に不思議な顔の猫で、夫婦で相談して引き取ることにした」と岡さん。その他にも4匹との暮らしについて語った。
質問コーナーでは、事前に募集したまこファンからの質問に直接岡さんが答えた。品川さんの「4匹も猫を飼っていると部屋の汚れ具合も半端じゃないと思うが、いつもとてもきれいなのはなぜか?」という質問には、「4匹いるので毎日1回は掃除をして、お客さまが家に来る時は直前にもう1回小まめに掃除をしている」、林さんの「岡さん前田さんはまこちゃんの後、しおんちゃんを引き取るきっかけなど教えてほしい」という質問には、「自分たちが居ない間も遊び相手がいるように、もともと2匹飼うつもりだった」と答えた。
第2部「でかおの話と猫談義」では穴澤さんと竹脇さんも登壇し、絵本を作るきっかけについて「でかおの話を知って取材し記事として発表した。それだけでは一過性のもので終わってしまうので、これからの世代を担う子どもたちに『動物を捨てない』という大切なメッセージを残せればと思ったのがきっかけ」と穴澤さん。絵本のイラストを担当した竹脇さんは「まこの家で、3人で絵本についての会議をしていて、猫のしぐさについても実際にまこを見ながら修正した点も多い。抱っこした時など実際に見ながら絵を描いた」と語った。
当日は150人の観客が集まった。現在も、ハンズビーアトレ吉祥寺店で「MAKO MAKO LAND special shop@吉祥寺」が開催されている。