吉祥寺バウスシアター(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-22-3555)では10月26日~28日の3日間、石井聰亙監督の初期作品を集積したDVD-BOXの発売を記念したイベント&上映企画「石井聰亙レトロスペクティブ」が開催される。
単館上映の先駆けとしても知られるバウスシアター。石井さんが監督デビューの頃から作品を上映するなど20年来の付き合いを続けてきた。現在はミニシアターとして稼働しているが、設立当初はコンサートや芝居も上映していたことから音楽設備も充実している。石井作品には暴走族やパンクロックなど「音」が存在感を放す作風が特徴で、初期の映像作品DVD集の発売となることから、リバイバル上映も行う。
今回のイベントでは「超爆音」で石井さん自らがミキシングを手掛けた「こだわりの音」とともに、音楽ライブも加えて全9点の映像作品を公開。
各日すべて、イベントの冒頭には石井さんが挨拶に立つ。吉祥寺バウスシアターの武川寛幸さんは、「同じ石井作品でも、また違ったものとして体験してもらえるのでは」と話している。
イベントには、花田裕之さん(10月26日)、恒松正敏さん(10月27日)、PANTAさん(10月28日)のアコースティックライブや、秘蔵フィルムライブ「ザ・フールズ/ザ・スターリン/EP-4/じゃがたら」のトークセッション(10月28日)が行われるほか、「アジアの逆襲~REMIX LIVE VERSION」「DEAD END RUN」「狂い咲きサンダーロード」など上映される。