全国の福祉施設で作られる手仕事品のセレクトショップ「マジェルカ」(杉並区西荻北3、TEL 03-6671-7106)で5月19日より、「The trip to Tokyo of poriff !!!」が開催される。
同店は、「障がい者が作る製品にも質が高くて魅力的な製品がたくさんあることを多くの人に伝え、製品を手にしてもらうことで障がい者をもっと身近に感じてほしい」(代表の藤本光浩さん)と、昨年9月、西荻窪にオープン。「周南あけぼの園」(山口県)、「草の実工房」(北海道)、「うらやすガラス幸房」(岡山県)、「工房まる」(福岡県)、「八王子生活館」(東京)など全国の福祉施設から製品をセレクトし、陶器製品、ガラス製品、手織り製品、帆布バッグ、フェルト製品、木製品、ポストカードなどの雑貨を取り扱っている。
「地域活動支援センターかけはし」(大阪府岸和田)の手仕事品を展示販売する同展。ポリ袋や梱包(こんぽう)材などを切り抜いたり重ねたりしてコラージュし、アイロンの熱で圧着してできあがるシート「poriff」を使ったバッグやカードケース、ブックカバー、ブックマーカー、ジャケットなどカラフルな作品を並べる。
「障がい者支援や理解につながるだけでなく、ポリ袋をリサイクルするというエコにもつながる製品。さまざまな社会問題をもっと気軽に身近に、そしておしゃれにかっこよく感じてもらうことができると思う」と藤本さん。
「初めて訪れるお客さんのほとんどは、店内の商品全てが障がい者が作った雑貨のショップとは知らずに入って来る。作者やその親、施設スタッフなどの関係者も、自分たちの関わった製品が多くの人から受け入れられていることに喜びを感じてくれているようだ」。期間中は、5月19・20日にワークショップも開催。「自分でporiffバッグを作ることができるので、ぜひ参加していただければ」と来店を呼び掛ける。
開催時間は11時~20時(5月19・20日は18時まで)。火曜定休。6月3日まで。