杉並アニメーションミュージアム(杉並区上荻3、TEL 03-3396-1510)で現在、「トキワ荘のヒーローたち~マンガにかけた青春~」が開催されている。
かつて東京都豊島区にあった「トキワ荘」。手塚治虫が入居したのち、当時の若い漫画家たちが相次いで入居したため、「漫画アパート」「漫画家の梁山泊」と呼ばれるようになった。トキワ荘は1982(昭和57)年に解体されたが、漫画文化史の貴重な記録として注目が集まっている。同展では、当時の作品や思い出の品を展示し、「兄貴分」として慕われた寺田ヒロオの部屋の再現など、トキワ荘に集った漫画家たちの暮らしぶりや交流を紹介する。
展示コーナーでは、トキワ荘の基本情報や歴史などを紹介。トキワ荘の住人、手塚治虫、寺田ヒロオ、藤子・F・不二雄、藤子不二雄(A)、鈴木伸一さん、森安なおや、石ノ森章太郎、赤塚不二夫、水野英子さん、よこたとくおや、「通い組」と呼ばれた仲間たちの歴史を年表で見せる。ほかにも、直筆原稿や当時使用していた私物などを展示する。
会期中、アニメ上映や関連イベント、サイン会を行う。アニメ上映(平日=16時~、土曜・日曜・祝日=11時~・13時~・15時~・16時~)、「ソーマトロープワークショップ」(4日11時~16時30分)、ふしぎなメルモ、ジャングル大帝などの「3Dアトム紙芝居」(1月16日・2月13日の12時~、14時~)、「漫画を描こうワークショップ」(1月29日11時~12時30分、13時30分~16時30分)など。
トークイベント&サイン会 「トキワ荘物語 少女マンガ篇」(2月6日13時~15時30分、定員50人)では、漫画家の水野さんとよこたさんが「少女クラブ」元編集長の丸山昭さんとともに手塚治虫をはじめとしたトキワ荘メンバーが描いた少女漫画について語る。
開催時間は10時~18時(入館は17時30分まで。最終日は16時閉館)。月曜休館(12月27日~1月4日は休館)。2月20日まで。