青梅のイラストレーターが描く宮沢賢治の世界-三鷹台のギャラリーで画本展

画本の原画展「ゴーシュが、トォテテ テテテイ」

画本の原画展「ゴーシュが、トォテテ テテテイ」

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 三鷹台のギャラリーカフェ「オガワカフェ」(三鷹市井の頭1、TEL 0422-45-2110)で9月22日より、デザイナー兼イラストレーター小林敏也さんによる画本の原画展「ゴーシュが、トォテテ テテテイ」が開催される。

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 青梅で「山猫あとりゑ」を営む小林さんは、イラストレーションの周辺を視野に入れたトータルな絵本づくりに取り組み、2003年度宮澤賢治賞を受賞した。画本宮沢賢治シリーズとして、これまでに「雨ニモマケズ」「銀河鉄道の夜」など15冊の画本をパロル舎より出版。木版画、スクラッチ、水彩、鉛筆などの技法を使った挿絵以外にも、紙質や文字サイズ・レイアウトに至る画本制作のすべてに強いこだわりを持つ。中でも賢治シリーズはライフワークとして取り組み、独自の宮澤賢治観を表現する。

 同展では、さまざまな技法で制作された作品原画を展示するとともに、賢治シリーズの画本15冊を実際に手にとって閲覧できるようにする。今月23日と10月2日には朗読会も開催。題材は「セロ弾きのゴーシュ」で、朗読は女優の杉村理加さん。朗読に合わせて、スライドにした原画を店内壁面に投影する。人数限定。要予約(1ドリンク付き1,500円)。

 同店の小川浩一さんは「画本は文字だけの読書とはまた違った空想世界を読者に与えてくれる。画本と原画を見比べたり、期間中にシリーズを読破したりする楽しみ方もある。この機会に画本と賢治の世界を身近に感じていただければ」と話す。

 営業時間は11時~21時。10月3日まで。

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