吉祥寺のカフェを併設したアートスペース「Art Center Ongoing(アートセンター・オンゴーイング)」(武蔵野市吉祥寺東町1、TEL 0422-26-8454)は現在、毎年恒例の「Ongoing FES」を開催している。
同イベントは、音楽ライブ、映画、ダンス、実験映像、パフォーマンスなどを行う表現者が参加するアートフェス。会期中、さまざまなイベントが行われる。
「Ongoing祭り with TERATOTERA」(8日~11日の12時~21時)は、高円寺駅~吉祥寺駅間を中心とした地域で展開する地域密着型アートプロジェクト「TERATOTERA/テラトテラ」とのコラボレーション企画。同スペースと縁ある作家15人以上が参加するほか、「座・高円寺」の桑谷哲男さん、「風呂ロック」の佐藤広輝さん、「吉祥寺バウスシアター」の武川寛幸さん、「墨東まち見世2009」企画担当の曽我高明さんらによるシンポジウム「TERATOTERA 途中下車の旅」も開催。3回連続で行い、東京のアートプロジェクトの可能性を探る。
「吉祥寺の日曜日 by 大木裕之」(12日15時~)では、映像作家・大木裕之さんの映像作品を上映するほか、美術家や写真家とのトーク、アーティストによる展示や各種パフォーマンスも予定する。「Ongoing映像祭2010」(15日19時~)では最先端のアート映像作品を上映。
「神村恵×大倉摩矢子『尻尾と牙とまた尻尾』」(16日~18日)では、2人のダンサーがトークを行いながらテーマを出し合って即興で上演する。「Makino Takashi+Art Center Ongoing presents. 7 Experimental Films screening. [+]」(19日~20日)では、海外から届いたドキュメンタリー作品や短編作品7本をアジア初上映。「Ongoing Autumn Special Live 2010」(23日15時~、19時~)では、ゲストにアフリカンパーカッショニスト・坪内敦さんを迎え、音楽パフォーマンスユニット「つむぎね」が単独ライブを行う。
そのほか、2005 年から2008年にかけて開催された「ガンダーラ映画祭」の短編ドキュメンタリーを集めた自主映画祭「Chim↑Pom ×松江哲明 アートVS映画~!ガンダーラ映画祭リターンズ」(24日~26日)も開催。
同スペース代表の小川希さんは「どのイベントも、すごく魅力的で目移りしてしまう。皆さんこぞって遊びに来てほしい。ビールも大量に用意している。文化な季節を一緒に楽しみましょう」と来場を呼びかける。
営業時間は12時~23時。今月26日まで。各イベントの詳細、チケットの予約方法は同スペースのサイトで確認できる。