伊勢丹跡の複合商業施設「コピス吉祥寺」、10月15日開業へ

「新たな施設の印象」を作りだすという複合商業施設「コピス吉祥寺」

「新たな施設の印象」を作りだすという複合商業施設「コピス吉祥寺」

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 伊勢丹跡の複合商業施設「コピス吉祥寺」(武蔵野市吉祥寺本町1)が10月15日に開業する。武蔵野市開発公社(武蔵野市)と三菱商事都市開発(渋谷区)が発表した。

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 コンセプトは「吉祥寺スタイル・コミュニティー」。地域の人々が気軽に立ち寄れる「時間消費型」「滞在型」商業施設を目指す。ターゲットは20代後半~30代前半の子持ち家族と、その親の3世代を中心に据え、「武蔵野ライフスタイル」「吉祥寺トレンド」をキーワード「世代を越えて支持、共感されるライフスタイルとトレンドを提案する」という。

 施設は地下1階~7階のA棟と、地下1階~8階のB棟に分かれ、「フードテラス」(地下1階)、「ファッション&グッズ」(1階~2階)、「ママキッズテラス」(3階)、「ライフスタイル&カルチャー」(4階~8階)の4つのフロアコンセプトで展開。敷地面積は6,262平方メートルで、延べ床面積は4万6,021平方メートル。109店舗が出店する。

 フードテラスには、1924(大正13)年創業の大型スーパーマーケット「三浦屋」、葉山や白金で人気の焼き菓子専門店「ル・コフレ・ドゥ・クーフゥ」などが出店。「ファッション&グッズ」フロアには、セレクトショップ「リトルガーデンバイ シャワーパーティー」や、イタリア製のかばんブランド「フェリージ」「イルビゾンテ」、フィンランド童話をモチーフにしたカフェ「ムーミンスタンド」が登場し、カフェでは新しい食感のスイーツ「ニョロニョロのたね」を販売する。ママキッズテラスには、遊び場スペース・キッズゾーンを設け、子どもと入店できるカフェ「オーガニックハウス」などがオープン。「ライフスタイル&カルチャー」フロアではインテリアショップ「イデアポート」、0~13歳対象の米国のフィットネス「マイジム」などを展開。

 東京に初出店するのは、アロマ・ボディケア用品専門店「SAVO(サヴォ)」、ベビー・キッズ服ショップ「fafa(フェフェ)」、腕時計専門店「TIME & TABLE(タイムアンドテーブル)」、ファミリーファッションショップ「MARKEY'S(マーキーズ)」など11店舗。

 武蔵野の「ピュアネイチャー」と吉祥寺の「カルチャー&アート」の融合をコンセプトとし、環境デザインの要素とする。外観は、これまでとは異なる素材と色合いを組み合わせ「新たな施設の印象」を作り出すという。街とのつながりを意識し、「路面店感覚で入ってもらえるようなデザイン」に仕上げる。内装は、自然を感じるナチュラルな色合いや素材感を基調に、館内フロアのサインやグラフィックに草花や昆虫、草物や光など自然のモチーフを取り入れ「coppoce(小さな森)」を体感できるデザインを目指す。

 主要店舗の詳細も発表。「ビュ-ティ&ユース ユナイテッドアローズ」(A館1階)は学校や図書館、美術館、博物館などをイメージさせる店内に仕上げる。キャラクター専門ショップ「キャラパーク」(A館6階)は関東初出店。「スヌーピータウンショップ」「リラックマストア」「ミッフィースタイル」「ハローキティショップ」「カピバラさんキュルッとショップ」「ブライスショップ」「トミカショップ」「キディランド」が集合したショップになる。「ICI石井スポーツ」(B館4階)は「井の頭公園からエベレストまで」をコンセプトに幅広い商品を取りそろえる。「ジュンク堂書店」(B館6階・7階)は吉祥寺最大の書店となる。

 そのほか、新しいアート文化の発信やアーティストの発掘を目的に、芸術支援活動「アートライフコミュニケーション」を展開。5階のギャラリースペース(A館・B館連絡通路)では、美大生や若手アーティストの作品展示やオークション販売、来館者による人気投票を行うプロジェクトを行い、イベントスペース(A館5階)ではクラフト作品をテーマごとに展示・販売するイベントなどを毎月開催していく。

 営業時間は10時~21時。

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