三鷹の森ジブリ美術館(三鷹市下連雀1)では「ゲド戦記」の公開に先駆け、同映画の展示イベントを7月5日から行っている。
会場では、同作品の背景美術を中心に背景画11点と、その元となる美術ボードのほか、宮崎吾朗監督の取り組みの様子をパネルで紹介している。
同作品はアメリカのファンタジー作家、アーシュラ・K・ル=グウィンの小説が原作。災いが訪れ各地で異変が起こるアースシーという世界を舞台に、その災いの源を探る魔法使いハイタカ(=ゲド)と彼が出会う一人の少年アレンを中心にした物語。監督は、同作品が初監督作品で、宮崎駿監督の長男でもある宮崎吾朗さん。信州大学農学部森林工学科卒業後、建設コンサルタントとして公園緑地や都市緑地計画、設計などに従事した後2001年から2005年まで同館館長を務めた。
開催は今年秋まで(終了日未定)。同館への入館は日時指定の予約制となっており、ローソンで入場チケットを販売している。火曜日休館。入館料は大人=千円、高校・中学生=700円、小学生=400円、4歳未満=無料。