吉祥寺バウスシアター(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-22-3555)は1月24日より、「フェデリコ・フェリーニ映画祭」を開催する。
フェデリコ・フェリーニ監督は、映画監督だけでなく世界のクリエーターたちから敬愛され、今なお多大な影響を与え続ける巨匠。
今回上映するのは、「8 1/2(完全修復ニュープリント版)」「甘い生活」「魂のジュリエッタ」「女の都」「青春群像」「崖」の6作品。「8 1/2」はフェリーニの自伝的名作。映画史に名を刻む記念碑的作品で「映画監督グイドの願望と、彼を取り巻く現実が溶け合う幻想的な世界に覆い尽くされる」(同劇場)。「甘い生活」もフェリーニの代表作。「戦後1950年代イタリア・ローマの退廃的な上流階級の生態を、ゴシップ新聞の記者に甘んじる主人公の目を通し描く。マルチェロ・マストロヤンニとアニタ・エクバーグがトレヴィの泉で戯れる場面は、映画史に残る名シーン」(同)。
同劇場担当者は「1983年のリバイバル公開以降、権利保持者間のトラブルから長らく上映不可能となっていた代表作『8 1/2』。昨年、25年ぶりに『完全修復ニュープリント版』として帰ってきた。この公開を記念し、現在国内で権利を有する珠玉の名作群を一挙に上映する」と話す。
前売り3回券(3,000円)購入客には、先着で「8 1/2」オリジナルステッカー(非売品)を進呈している。上映は10時30分~。各作品上映時間などの詳細はホームページで確認できる。料金は、一般・学生=1,300円、シニア・会員=1,000円。2月6日まで。