apギャラリー(武蔵野市吉祥寺北町1、TEL 0422-30-8331)で11月19日より、吉田夢鏡(よしだむきょう)さんによる自然物や人工物の影に色を着けた作品を展示する「Color Shadows - Irokage」が開催されている。
同展は、鉄板の端材や粘土などの人工物と、枯葉・木・自然に腐食した錆び・大理石自然物などを組み合わせた展示で、光が当たらない面にアクリル絵の具で強い色を着けることで影に色が付くというもの。
展示作品は、鉄板の端材を使用した「錆びLong」、インスタレーションの「落ち葉」、紙粘土で制作した「コケティッシュ」など全10点。
吉田さんは、小学生のころからさまざまな芸術作品を作ってきた。「アートは意識できる世界を広げること。自然界に存在するものでも、小さすぎて意識できていないことは多々ある。影に色が着けられることを表現した作品を見て、『気付き』を感じてほしい」という。
今後の展開について、吉田さんは「ニューヨークとパリで展示を企画している。最終的には、サザビーズかコネクションがあるクリスティーズのオークション出品が理想。現代アートの歴史は欧米が中心だが、今後は日本中心の流れを作り、吉祥寺と横浜を世界の現代アートの最先端&中心にしたい。アメリカ大統領選で歴史が変わるように、チェンジできる時代になると信じている」と話す。
営業時間は13時~20時。火曜定休。12月1日まで(最終日は17時まで)。