武蔵野プレイス市民活動団体企画講座「誰かとジュエリーの物語」上映会が2月16日、武蔵野プレイス(武蔵野市境南町2)4階フォーラムで開催される。主催は武蔵野文化生涯学習事業団。
企画・運営は「武蔵野・三鷹・小金井 となりまちプロジェクト」。もともとは2018(平成30)年に3市の自治体と観光協会が始めた市民交流だったが、2023年4月、市民主体の活動として再出発。街の垣根を越えた企画を考え、情報を発信している。
メンバーでデザイン会社を経営するデザイナーの山田浩之さんは、「武蔵野プレイスでの開催を決めたのは会場提供と開催費用の支援が受けられることを知ったことがきっかけ」と振り返る。
「イベント企画の募集があり、3市で撮影したショートムービー3部作『誰かとジュエリーの物語』を上映して3市の市民交流が図れればと応募した」と山田さん。書類審査を通過し、最終選考のプレゼンテーションに臨み、3団体が採用され、そのうち内の一つ1つに選ばれた。
「『となりまちプロジェクト』ではJR三鷹駅西側にあった跨線(こせん)橋(三鷹電車庫人道陸橋)で撮影した短編映画の上映会を、カフェや大学などで6回開催。上映後に参加者が映画について語り合うことで多くの交流が生まれた。『誰かとジュエリーの物語』はその経験を生かせる映像コンテンツになると思ったことも選んだ理由」とも。
「誰かとジュエリーの物語」は、「クリエイティブ・ショートムービー」を企画・制作するプロジェクトチーム「武蔵野映画研究会」が「映画を通じて社会貢献したい」と制作した第1弾で、2022年の作品。「#1わたしに合う指輪」「#2もう店長じゃない」「#3運び屋の箱の中身は」の3作で、女性がジュエリーと関わるシーンを描いている。
上映後は制作者トークを行う。武蔵野映画研究会のメンバーが撮影の経緯やロケ地探しの苦労話を披露するほか、第2弾制作の進捗(しんちょく)状況を報告。撮影に協力した日用品とお菓子の店「sofar(ソファ)」を切り盛りする鈴木智哉さんは、撮影エピソードやスクリーンで見た店の印象などを話す。となりまちプロジェクトメンバーは活動内容や地元ロケ映画を紹介。それぞれ質疑応答も行う。
「同じ映画を見終わった人同士が、感動や気になった場所などを語る場を提供するので、新しい発見や共感を持ってほしい。地元撮影の短編映画が多いことも知ってもらえれば」と山田さん。
「地元のことはよく知っている、地元のことをよく知りたい、隣の市のことも知りたい、ご当地映画に興味がある、ご当地映画を応援したいという人は、ぜひ参加してほしい。ショートムービーは時間の制約があるため、作り手の個性や出やすく、メッセージが伝わりやすい。上映時間も短いので身構えずに見てもらえたら」と来場を呼びかける。
開催時間は14時~17時(受け付けは13時30分~)。入場無料。定員は先着60人。要事前申し込み。申し込み方法は武蔵野プレイス市民活動カウンター(0422-30-1903)など。