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武蔵野市、「旧赤星鉄馬邸」で社会実験を行う事業者など公募

旧赤星邸で行われた武蔵野市民交響楽団による金管八重奏の演奏風景。

旧赤星邸で行われた武蔵野市民交響楽団による金管八重奏の演奏風景。

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 武蔵野市が現在、10月24日~30日に「旧赤星鉄馬邸」(武蔵野市吉祥寺本町4)で社会実験を行う事業者などを募集している。

武蔵野市、「旧赤星鉄馬邸」で社会実験を行う事業者など公募

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 旧赤星鉄馬邸は、実業家の赤星鉄馬が日本近代建築に影響を及ぼしたアントニン・レーモンドに設計を依頼した自邸で、1934(昭和9)年に完成した。建物は鉄筋コンクリート造りで地下1階、地上2階建て。敷地面積は約4500平方メートルで、緑豊かな庭にはケヤキなど、同市が指定した32本の保存樹木も残る。2022年10月には、国の登録有形文化財(建造物)に登録された。

 担当の監物契(けんもつけい)さんは「昨年度は、利活用検討の一環として社会実験の企画と運営スタッフを募集したが、本年度は、グループや事業者も社会実験に参加できるよう対象を広げた。建物と庭園を活用しながら、周辺環境への影響も検証していきたい」と話す。

 昨年度の社会実験は11月と2月に行い、庭園ではヨガやグランドゴルフ、キッチンカー「道草ヒュッテ(クレープなど)」「ケーニッヒ(ソーセージ)」の出店、建物内では武蔵野市民交響楽団による金管八重奏の演奏や「ニワボシプロジェクト」メンバーによる「旧赤星鉄馬七不思議ツアー」など、さまざまな企画に活用された。

 監物さんは「『文化財』である建物と緑豊かな庭という、良好な環境を最大限に生かした社会実験を行うことで、旧赤星邸の活用の可能性などを市民の皆さんと探っていきたい。ぜひ応募していただければ」と意気込む。

 対象は、市内団体・グループと事業者。規定の書式で同市資産活用課まで郵送。7月31日締め切り。併せて、同邸の社会実験の企画・運営スタッフも募集する。定員は先着10人。詳細は市ホームページで確認できる。

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