吉祥寺の魅力発信を目指したフリーペーパー「わっしょい吉祥寺」が12月20日、創刊した。
地域に密着したイベントの企画・制作・運営などを手掛けるネクストローカル(武蔵野市)が発行。サイズはA5判。吉祥寺周辺で7万部を配布する。代表の二宮朗さんは創刊のきっかけについて「フリーペーパーにはアナログならではの温かみや偶然性がある。吉祥寺の地域イベントを続ける中で、地域集客と紙媒体というアナログの相性の良さを感じた」と話す。
タイトルには「重いみこしをみんなで一つになって『和して背負う』」の意味合いがあるという「わっしょい」を冠し、「街の皆と一緒に和になって吉祥寺を盛り上げていきたい」という思いを込める。創刊号の表紙を飾るのは劇団め組所属の久保明日美さん。紙面でも紹介する、わら焼き料理などを提供する創作酒場「じぃま」(吉祥寺南町2)で「ラムしゃぶ鍋」を食べているシーンを撮影した。
ほかに「カフェゼノン&ゼノンサカバ」や「八十八夜」などの店舗紹介、吉祥寺で「鍋」を提供する店の特集や、「一度は食べたい 吉祥寺の逸品」と題したコーナーなども設ける。併せて、店舗に持参すると料理一品進呈などのサービスが受けられるクーポンも掲載する。ウェブ情報サイト「わっしょい吉祥寺」とも連携する。
二宮さんは「7万部配布は当社としてリスクもあるが、店舗や企業の集客や認知度アップには間違いなく高い効果があると思う。このような時期だからこそ、地域を盛り上げていきたい」と意気込む。
次号発行は2月5日。以降毎月5日に発行する。