吉祥寺、三鷹エリアでアウトドア関連商品を扱う店が協力して製作した「吉祥寺アウトドアショップマップ」が、現在、掲載店舗を中心に配布されている。
キャンピングや登山用品、アウトドアウエア、寝袋、釣り道具などアウトドアに関連する商品を専門に扱う店とボルダリングジム30店を網羅した同マップ。事務局を務める「maunga(マウンガ)」(武蔵野市御殿山)の遠藤浩史さんは「あまり知られていないが、実は吉祥寺はアウトドア関連店が多く集まっている場所」と話す。
「来店するお客さまから『(吉祥寺は)アウトドアショップが多い』という声はよくいただいていたものの、自分が行く店以外はあまり知らないということも多かった。それぞれの店で扱う商品が違うので、別の店を紹介することで喜んでもらえることも多かった」と遠藤さん。
夏ごろから、各ショップのスタッフが集まる機会などを通じ、「一緒に何かできたら」「アウトドアショップの街として定着させることで回遊してもらい、街を盛り上げることができたら」と声を掛け合いマップを製作したという。12月10日に第1版が完成した。
表紙には井の頭公園で見られるスワンをモチーフにデザインしたオリジナルのロゴをあしらい、1万1000部を製作した。デジタルマップも同時配信する。
遠藤さんは「大小、ジャンルもさまざまな店が集まっている街は日本全国探してもなかなかないのでは。地図をきっかけに、お客さまが普段行かれる店だけでなく、それぞれの店に足を運んで気に入った商品に出合うことができたら」と話す。
「これからはアウトドアの雰囲気を取り入れたカフェなども掲載したい」とも。「店同士、横のつながりを生かして井の頭公園などでアウトドアイベントなどを行うなど、アウトドアタウンとしてリードしていけたら」と意欲を見せる。