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吉祥寺にミニシアター、来冬開業へ パルコとアップリンク共同で5スクリーン

アップリンクが運営する「アップリンク渋谷」の映画館内の様子

アップリンクが運営する「アップリンク渋谷」の映画館内の様子

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 吉祥寺パルコ(武蔵野市吉祥寺本町1)の地下2階に2018年冬、「アップリンク吉祥寺パルコ(通称:アップリンク吉祥寺)」がオープンする。パルコとアップリンク(ともに渋谷区)の共同運営で、5スクリーン、計300席を予定。

 これまで共同で映画作品の配給宣伝などを行ってきた両社。アップリンクは1987(昭和62)年に映画の配給会社として設立、1999年に「アップリンク・ファクトリー」をオープン後、2005年渋谷の宇田川町に移転し、映画館にギャラリー、カフェレストランを合わせた複合施設として開館した。

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 代表の浅井隆さんは「配給を手掛けていると多様な価値観の映画作品も多く、まだまだ小さい規模の映画館が足りないと思っていた。実際に10年前から都内を回り、映画館を作れる場所を探していた」と話す。

 創立時、初めて配給を手掛けた映画作品を上映したのは、かつて吉祥寺にあった「バウスシアター」だったといい、「もともと自分も『演劇実験室天井桟敷』で舞台監督をしていて、舞台公演やイベントスペースがあった時代のバウスシアターをはじめ、吉祥寺はなじみのあった街。当社の映画館がある渋谷や、候補地に上がっていた横浜などに比べると、吉祥寺は観光客が多く流入しながら、駅前周辺に街の人が自転車で買い物に来るようなローカルさも持ち合わせた街だと感じた。映画館が出来ることで新たな人の流れが生まれ、より街が盛り上がれば」とも。

 最小スクリーンは31席、最大スクリーンは97席を予定する。「観客が観たいものが多様になってきている時代だからこそ、たくさんの人に幅広い作品を提供できるようなスクリーン数を設けたいと考えた。アート系作品だけでなく、インディーズやドキュメンタリー作品のほか、吉祥寺はファミリー層も多いので子連れで明かりをつけた上映など可能性を広げたい」と浅井さん。

 「吉祥寺にできることで週末だけでなく、平日地元や近隣に住む人が仕事を終えた後、映画を観てから帰宅したり、主婦の方が買い物のついでに映画を楽しんだり、もっとライフスタイルに映画を組み込むことができるのでは。映画を見ることで、吉祥寺にいながら作品を通して世界のことを知ることができる。世界への窓を吉祥寺に開けたら」と意気込みをみせる。