武蔵境駅~東小金井駅間の「ののみち」に4月8日、武蔵境ぽっぽ公園(武蔵野市境南町4)が開園した。
JR東日本と武蔵野市が、レールや踏切、信号など中央線の高架化前に使われていた鉄道設備を活用し、高架下周辺に整備した。レールや踏切など鉄道整備を固定し展示する「憩いのひろば」と、木製遊具などが設置された「遊びのひろば」がある。
JR東日本八王子支社事業部の渡辺さんは「中央線の高架化に伴い、JR東日本グループが推進する『中央ラインモールプロジェクト』の一環として整備した。中央ラインモールプロジェクトでは、高架化により生まれた9キロ/7万平方メートルの高架下空間の有効活用を進めている。地域の方々のコミュニケーションの場となることを期待して計画した。計画の初期段階から武蔵野市と協議を重ね、協力して今回のような形になった」と話す。
4月16日11時より、開園イベントを開催。園内に作られた約50メートルの線路を走るミニ新幹線の乗車や新幹線ペーパークラフト作り、制服を着て撮影できる「子ども駅長 制服記念撮影」、ガーデニング講座などを予定している。
「鉄道の歴史、中央線の歴史を感じてもらうとともに、世代を超えた多くの方々が自分の庭のようにくつろぎ、地域の方同士で交流できる場として育てていけたら。まずはたくさんの方に日常の中で何度も足を運んでもらいたい」と来園を呼び掛ける。
イベント開催時間は11時~15時。入場無料。