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武蔵野市吉祥寺美術館できのこ画家・小林路子さんの菌類画展『きのこ・イロ・イロ』―多種多様な70点を展示

ニオイベニハツ (c)小林路子

ニオイベニハツ (c)小林路子

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 武蔵野市吉祥寺美術館(武蔵野市吉祥寺本町1)の企画展示室で4月4日から、きのこ画家・小林路子さんの菌類画展『きのこ・イロ・イロ』が開催されている。

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 小林さんは東京生まれの画家。シュールな絵を好んで描いてきたが、1986年発行の書籍『キノコの不思議ー「大地の贈り物」を100%楽しむ法』(森毅編/光文社)で挿絵を引き受けたことが、“きのこ画家”になる転機となった。きのこの魅力に取り憑かれて以来30年間、山野に通い写実的なきのこの絵を描き続けている。

 同展では、これまで描いてきた約850点の中から小林さん自身が厳選した菌類画70点を展示。植物・菌類図譜の世界的コレクションを誇る「イギリスのキュー王立植物園」にも作品の一部が収蔵されるなど、長年の観察と知識に基づく描写は学術界でも定評があり、日本の菌類画家の第一人者といえる小林さんの緻密で類稀なるきのこ画の世界を見ることができる。

 『赤、白、黄色、黄緑、ダイダイ、サーモンピンク...イロイロな色をした妖精のような 、異星人のようなイロイロな「きのこ」のイロイロな生え姿。ここにおいて、〈「きのこ」と言えば「あんな感じ」〉といった 、あなたの中の凝り固まった「きのこイメージ」は、いともたやすく崩れ落ちていくことだろう』と、同展の魅力を語る担当者。

 また、4月25日の14時からは同館の音楽室で小林さんによる「きのこトーク」イベントを開催。当日は先着90人の限定で行われる。

 入館料は100円(小学生以下・65歳以上・障がい者は無料)。5月17日まで開催。開館時間は10時~19時半。会期中の休館日は4月30日。4月25日のイベント最新情報は、http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/index.htmlまで。

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