11月22~24日の期間、三鷹駅南口より徒歩約7分にある「三鷹産業プラザ」(三鷹市下連雀3、TEL 0422-40-9669)の7階特設会場で、「第5回三鷹コミュニティシネマ映画祭」が行われる。
毎年ユニークな映画作品を上映することで知られる同イベントは、今年で5年目の開催。節目となる今年は、23日に映画「火垂るの墓」などを手がけた高畑勲監督、24日には女優・渡辺真起子がトークショーを行う。
また、同氏の来場に合わせて、高畑監督の代表作『火垂るの墓』『かぐや姫の物語』を放映する「高畑監督特集」、『愛の予感』『チチを撮りに』を上映する「渡辺真起子特集」を開催。その他にも、かつて高畑監督が所属した東映動画作品が500円で鑑賞できる『午前十時半のワンコイン映画祭』、日本での上映は今年で最後になる35mmフィルムで蘇った『天井桟敷の人々』など多彩なイベントを予定している。
「現在、映画を取り巻く環境は激変しており、シネコンが台頭、デジタル化が進み、一方で小さな劇場は廃業に追い込まれている状況にあります。“小さくていいから、古今東西の上質な映画を毎日上映できる劇場がほしい”、そんな想いの市民有志が映画祭を開催しております」とイベント経緯を語る、担当の羽石さん。
また、「会議室にパイプ椅子を並べて、地元の飲食店のつまみやビールを飲みながら映画を楽しむというアットホームな映画祭です。まちに出かけていき、知らない人と一緒に、映画を観る楽しさを共有していただき、素敵なひとときを過ごしていただければ幸いです」と、イベントの魅力も語った。
上映時間やチケット情報は、http://cinema.mall.mitaka.ne.jp/ で確認できる。