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新刊「東京吉祥寺 田舎暮らし」、ブックファースト吉祥寺店でランクイン

売り上げ好調な「東京吉祥寺 田舎暮らし」(ちくま書房)

売り上げ好調な「東京吉祥寺 田舎暮らし」(ちくま書房)

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 吉祥寺の街歩きをまとめたエッセー集「東京吉祥寺 田舎暮らし」(ちくま書房)が、地元の書店「ブックファーストのアトレ吉祥寺店」(武蔵野市吉祥寺南町1)で3位(11月総合ランキング)にランクインした。

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 著者は、月刊誌「ミスター・パートナー」の編集長を長らく務めている井形慶子さん。吉祥寺に住んで20余年の井形さんが吉祥寺の街で発見した店やレストラン、店員との交流などをつづった内容だ。

 井形さんに吉祥寺の魅力について聞いた。「吉祥寺の魅力は田舎らしさにある。自然や畑も残っている。東京で唯一の『村』吉祥寺は、ハモニカ横丁などの路地を歩いていても人と人の距離が近く、小さな通りに個性的な店が数多く存在するのが魅力的」。英国では、人気の住宅街の名前の後ろに○○シティや○○タウンではなく、○○ビレッジ」と付けられることが多いという。「古き良き伝統の残るイギリス的な文化コミュニティーを東京の吉祥寺にも感じる」と井形さん。実際、多くの文化人、クリエーターが吉祥寺に居を構えている。

 住みたい街ナンバーワンの代名詞にもなっている吉祥寺。魅力的な吉祥寺をこれからも続けていくには何が必要なのだろうか。「吉祥寺は高くて住めないという人の話をよく聞く。しかし探してみれば、駅から少し離れた木造アパートなどは結構ある。貸したがっている大家さんもいる。そうした場所に若い人が住んだり、小さな店を持てたりできれば、新しい吉祥寺の魅力になってくるのでは」。実際、同書を読んだ読者からも「あらためて吉祥寺に住みたくなった」という感想が寄せられているという。

 249ページ。価格は1,575円。

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