武蔵野市立吉祥寺美術館(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-22-0385)は11月4日、公開セミナー「写真でみる吉祥寺の過去と現在」を市民会議室ゼロワンホール(武蔵野商工会館4階)で開催する。
同セミナーは、「写真で伝える吉祥寺」をテーマに同美術館が行っているワークショップの一環で、一般公募で選ばれた20人が写真家の鈴木育男さんと鈴木正義さんから、吉祥寺30年の街の変遷や街と人と写真の関係について講義を受け、自らの視線で現在の吉祥寺を撮影するもの。セミナーでは撮影後の写真に鈴木育夫さん、鈴木正義さんが講評を加える。定員は60名で当日先着順で受け付ける。
鈴木育男さんは1931年生まれ。東京写真短期大学(現・東京工芸大学)で写真を学び、父が経営する「らかんスタジオ」(武蔵野市吉祥寺本町1)に勤務し、吉祥寺の変遷を記録してきた。2003年にはこれをまとめ「吉祥寺と周辺寸描」として出版している。
1945年生まれの鈴木正義さんは、東京写真短期大学(現・東京工芸大学)で写真を学び、現在は「カメラのSS」を経営。写真教室「SS写真クラブ」を主宰し、地元アマチュア写真家の指導にも尽力している。
吉祥寺美術館のロビーでは11月2日から、「私の吉祥寺」と題してワークショップ参加者20人による写真展を開催。観覧無料。11月28日まで。