ギャラリーfeve(武蔵野市吉祥寺本町2、TEL 0422-23-2592)で9月17日より、布芸展「こぎん刺しの本 津軽の民芸刺繍」出版記念展が始まる。
「布芸展(ふげいてん)」は、「みつばちトート」を展開する束松陽子さんとお菓子研究家の福田里香さんがプロデュースする布物のプロジェクト。同ギャラリーでの開催は3回目。
2004年の発足以来、同ギャラリーを皮切りに青森・弘前、東京・青山、愛知・名古屋、京都・一乗寺、奈良・秋篠、福岡・薬院、鹿児島、ロサンジェルス、ベニス、などを巡回してきた。こぎん刺しを中心に「民藝」の布物を新しい視点からとらえ直し、時代を超えた「布芸」の魅力を展示会形式で紹介している。
布芸展の冊子として、鳥取の手仕事を紹介した「来鳥手帖」、青森・弘前の手仕事を紹介した「来森手帖」を出版。今回の展覧会に合わせて今月27日、こぎん刺しを現代的なアプローチで紹介する「こぎん刺しの本 津軽の民芸刺繍」(文化出版局、1,365円)を出版する。
会場では、こぎん刺しのバッグ、かごバッグ、きんちゃく、ボタン、針山などの商品を展示販売するほか、同書に登場する手作りストールやパンツ、こぎん刺しでリメークしたストール、ジーンズ、ブラウス、パンツも初めて登場する。ほかにもこぎん糸や麻布も販売。
開館時間は12時~19時(最終日は17時30分まで)。今月23日まで。