井の頭公園で干支展-ミルクファームから来た2頭の子牛も紹介

井の頭自然文化園に来た、ジャージー種の茶色い子牛「しずく」

井の頭自然文化園に来た、ジャージー種の茶色い子牛「しずく」

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 井の頭自然文化園(武蔵野市御殿山1、TEL 0422-46-1100)は現在、干支展「牛と人・ヒトとウシ~牛がちかくなる、ウシがみえてくる」を開催している。

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 同イベントは来年の干支(えと)にちなんで、牛をテーマとした特設展や催し物を行うもの。現在は「東京生まれの子ウシがやってくる!」「文化園十七箇所巡り~めぐるとみえるウシのヒミツ」が行われている。

 「東京生まれの子ウシがやってくる!」では、八王子の磯沼ミルクファームから来た2頭のメスの子牛を紹介する。生後2カ月のジャージー種「しずく」は、ずんぐりとした茶色い子牛。生後3カ月のホルスタイン種「メリー」は、「しずく」より少し大きめでおなじみの白と黒の子牛。来園者からは「小さくてかわいい」「しずくちゃんは鹿みたい」などの声が寄せられている。2頭は同展期間中を同園で過ごした後、磯沼ミルクファームに戻る。

 「文化園十七箇所巡り~めぐるとみえるウシのヒミツ」では、牛に関連した動物や解説パネルなどを探しながら、園内を回りスタンプを集める。全17カ所を巡ると、牛を人の密接な関係や動物としての牛の秘密が見えてくる仕組み。

 永井清園長は「牛は古くから私たち人間の身近にいた動物。農耕や運搬などに労力を提供したり、牛乳・牛肉・皮革として私たちの暮らしを支えている。そんな牛との密接な関係を『食』や『文化』といった視点で紹介するとともに、動物としての『牛』についても紹介する」と話す。

 教育普及係の高松美香子さんは「親子連れで来園する人が多い。意外と本物の牛を見る機会はないので、多くの人に牛たちと触れ合ってほしい」とも。

 ほかにも、「磯沼さんのモーモー体験教室」「かあさんウシからのおくりもの販売」「動物園ゼミナール 牛と人」などを予定。詳細は井の頭自然文化園のサイトで確認できる。

 開園時間は9時30分~17時。来年1月25日まで(「東京生まれの子ウシがやってくる!」は、子牛の体調により公開できない場合も)。

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