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「未来へつなぐ旧赤星邸と庭園プロジェクト」 武蔵野市が今秋開催へ

昨年度の赤星邸でのオープンガーデンの様子

昨年度の赤星邸でのオープンガーデンの様子

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 武蔵野市は、10月~12月、「旧赤星鉄馬邸」(武蔵野市吉祥寺本町4)で「未来へつなぐ旧赤星邸と庭園プロジェクト」を開催する。

「未来へつなぐ旧赤星邸と庭園プロジェクト」 武蔵野市が今秋開催へ

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 旧赤星鉄馬邸は、実業家の赤星鉄馬が日本近代建築に影響を及ぼしたアントニン・レーモンドに設計を依頼した自邸で、1934(昭和9)年に完成した。建物は鉄筋コンクリート造りで、地下1階、地上2階建て。敷地面積は約4500平方メートルで、緑豊かな庭にはケヤキなど、同市が指定した32本の保存樹木も残る。2022年10月には、国の登録有形文化財(建造物)に登録された。

 同プロジェクト担当の畑裕記(はたひろき)さんは「昨年度まで2年かけて建物や庭をどのように利活用できるのかを検討してきた。本年度はさらに実際に運営していく段階を見越して、事業体制の検討や課題の抽出を企画スタッフの皆さんと一緒にできたら」と話す。

 昨年度も企画スタッフにより3回の企画会議を経て、10月に建物と庭を一体的に活用するオープンガーデンを行った。本年度も企画スタッフを募集している。スタッフは3回の企画会議への参加を通して実施内容を検討しながら、建物の公開・庭の開放、イベント実施の際の運営の一部も担う。定員は10人程度で、市のウェブサイトで8月15日まで受け付ける。

 畑さんは「昨年度までに得た成果も踏まえて、本年度は施設開設後の細かな運営面についても検証していきたい」と意気込む。

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