杉並区、環境に配慮した「レジ袋有料化推進条例」案を提出

杉並区で有料化案が提出されるコンビニのレジ袋

杉並区で有料化案が提出されるコンビニのレジ袋

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 杉並区は区内のコンビニやスーパーマーケットのレジ袋を有料化し、各店にレジ袋削減計画提出を義務付ける方針を打ち出した。同案は9月20日の定例会議を経て区議会で採決され、10月からパブリックコメントを募り業者への説明会に入る。2008年度に実施の予定。

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 同案によれば、基本的に買い物カゴや手提げ袋は買い物の際に消費者自らが用意し、必要に応じて各店が用意する有料レジ袋を購入することになる。「環境配慮の負担を消費者だけが負うのか」という意見に対し、区はレジ袋をほぼ原価で提供するよう各店へ呼びかけるとともに、仮にわずかでもレジ袋販売によって利益が出た場合は、地域の環境整備などへ寄付するというケースも例に挙げて説明を行う。杉並区環境清掃部長の遠藤さんによると、大手スーパーの幹部は「現在販売しているレジ袋の価格は原価。お客様の負担感はあると思うが、その分商品の価格を抑えることで対処したい」と話しているという。

 レジ袋の有料化の目的は環境に配慮したエコ政策の一環だが、遠藤さんは「昭和30年代にはレジ袋は存在せず、みんな買い物カゴを提げて買い物に行った。レジ袋というものは環境を考える上で1つの象徴であり、こうした身近なものから区民の環境に対する問題意識を喚起していきたい」と話す。

 大手コンビニチェーンなどの反対で施行を見送った「レジ袋税条例」に代わる策として、同案を推進するためには各店の賛同が不可欠だが、「買い物袋を持たない客がメーンの店は基本的に反対の立場をとっているが、杉並区役所の職員は隣にあるコンビニとともに考え、一切レジ袋をもらわないようにしている。こうした例もあることから、大手チェーン店に関しても地域ごとの対応を願いたい」(遠藤さん)という。遠藤さんは「杉並区から環境整備の壁に風穴を開けたい」と意気込みを見せる。

杉並区役所

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