和菓子をアートの視点でとらえた企画展-吉祥寺美術館

1900年巴里万国博覧会出品干菓子四季飾箱(亀末廣蔵)

1900年巴里万国博覧会出品干菓子四季飾箱(亀末廣蔵)

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 吉祥寺美術館(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-22-0385)は8月5日から、和菓子に関する講演や作品展示を中心とした企画展「味わいの芸術 和菓子」を開催する。

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 同展は、「日本の自然や文化とともに長い年月をかけて独自の発展を遂げてきた和菓子」(同館の関さん)をアートとしての視点でとらえ、その美の世界を実物、写真、パネルなどの各種資料により展示・紹介するもの。関さんは「奥深い和菓子の世界を目で味わうことにより眼福を感じていただきたい」と話す。

 8月25日(14時~15時30分)には、和菓子をわかりやすく解説した著書「和菓子噺」で知られる藪光生さんを講師に迎え、「講演会~和菓子よもやま話」が行われる。藪さんは環境計画集団社長室長を経て、1978年全国和菓子協会専務理事に就任。経営指導、広報活動、講演活動、教育活動を行っている。

 展示品は、上生菓子、干菓子、四季の菓子などに加え、和菓子で「天の川」や「水」を表した工芸菓子の展示などを行う。そのほか、木型・抜き型などの菓子作りの道具、御菓子箱、和菓子の切手、浮世絵の資料など、和菓子にまつわるさまざまな資料も展示。関さんは「展示物を通じて、和菓子の魅力の一端を楽しんでほしい」と意気込みを見せる。

 開催時間は10時~19時30分。入場料は100円(小学生以下、65歳以上、障害者は無料)。8月9日まで。

武蔵野市立吉祥寺美術館全国和菓子協会

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