吉祥寺のパルコブックセンター（武蔵野市吉祥寺本町1）特設会場で8月8日に、品田遊さんの小説家デビュー作品『止まりだしたら走らない』（リトル・モア）の刊行を記念したサイン会が開催される。

　Twitterのフォロワー数は6万6,000人を誇り、漫画家、大喜利界の星として知られるダ・ヴィンチ・恐山さんが、「品田遊」名義で小説家デビューを果たした。Twitterでは、笑いのツボを突く投稿の数々でフォロワーから絶大な人気を得ている。

　同小説は、「都心から武蔵野の台地を横切り東京を横断する中央線車内を舞台に、さまざまなヒトたちの個人的な問題をあぶり出す連作短編集」。乗客たちそれぞれが電車に乗るべき理由があることに焦点を当て、個人的な問題をあぶり出していく作品で、「サラリーマンの憂鬱／無慈悲な改札／質問投稿サイトにテキトウに答える大学生」など、全24篇のドラマを収録。イラストを手がけたのは、error403さん。

　同イベントは、同店で『止まりだしたら走らない』を購入した人を対象に、整理券を配布。品田さんによるサイン会が行われ、参加特典としてerror403さんの直筆サインと、非売品の日付入り特製ポストカードがプレゼントされる。また、error403さんの新作ブックカバーの先行販売も。

　「謎に満ちた作家、初の単独サイン会です。皆さまのご参加、心よりお待ちしております」と、同イベントサイトでは来場を呼びかけている。

　イベントは14時から。予約受付開始は7月7日の午前10時から（予定数に達し次第、整理券配布は終了）。詳細は、http://www.libro.jp/blog/pbc-kichijoji/ まで。