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地元の名物にしようと商品化―冷凍「武蔵野地粉うどん」試験販売始まる

冷凍「武蔵野地粉うどん」(400円)

冷凍「武蔵野地粉うどん」(400円)

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 吉祥寺の大鵬市場(武蔵野市吉祥寺本町2)と吉祥寺エリアのファミリーマート4店で現在、武蔵野台地の小麦粉を使った冷凍「武蔵野地粉うどん」が販売されている。

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 武蔵野市は昔、小麦の生産が多かったため、旧家の冠婚葬祭では地産の小麦を製粉したうどんで来客をもてなすという習慣があった。武蔵野市の名物を作ろうと、武蔵野商工会議所と東京都麺類協同組合武蔵野支部が協力し、2008年に開催された「Musashino ごちそうフェスタ」に出品したのがこの食文化を伝承した「武蔵野地粉うどん」。その後、吉祥寺、三鷹、武蔵境の各エリア13店舗のそば・うどん店・ホテルでこのうどんがメニューに加わることになる。

 今回、この味を家庭で楽しんでもらおうと冷凍食品化されたのが同商品。冷凍麺と冷凍汁がセットになった一人前食べ切りサイズ。うどん麺250グラム、汁(豚肉・長ネギ入り)220グラム。麺には武蔵野台地(埼玉県)産の小麦粉「彩奥義(さいおうぎ)」に、武蔵野市の子どもたちが麦踏みを行なった年間総製粉量わずか400キロという希少な武蔵野市産地粉を配合した。汁は武蔵野の水を使用し、豚肉とネギの具が入ったしょうゆベース。袋から出して温めるだけで簡単に調理できる。国内産小麦100%で、添加物は使わない。

 現在、大鵬市場のほかファミリーマート吉祥寺東町店、吉祥寺平和通り店、吉祥寺東急通り店、吉祥寺大通り店で先月23日より試験販売し、4月以降本格販売を予定している。

 大鵬市場の営業時間は11時~23時(土曜・日曜・祝日は22時まで)。価格は400円。

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