暮らす・働く

武蔵境にシェアキッチン「8K」 オリジナルの屋号で営業可能

出来上がった商品を店頭販売できる。撮影/Ryokan Abe

出来上がった商品を店頭販売できる。撮影/Ryokan Abe

  • 110

  •  

 武蔵境に3月27日、シェアキッチン「8K musashisakai(ハチケー ムサシサカイ)」(武蔵野市境南町3)がオープンした。運営はタウンキッチン(小金井市)。

[広告]

 同施設は「むさしの創業サポート施設開設支援事業補助金」を受けて開設。同事業は武蔵野市が市内に新たな創業者を増やすことにより地域の活性化を図る目的で実施されている。

 施設面積は約7坪。「飲食店営業」と「菓子製造業」の営業許可を取得できる業務用設備を最大8人の会員が曜日や時間で分けて利用し、商品を店頭販売するなどできる。会員は食品衛生責任者資格などを取得することで、オリジナルの屋号を使って利用、営業が可能。同社が販路開拓などの相談に応じたり勉強会などを開いたりすることで開業をサポートしていく。

 同社は小平市でもシェアキッチンを運営。社長の北池さんは「かつて有名店などで修業していた会員もいる。結婚をして仕事を離れたけれど、もう一度チャレンジしようと考える女性が多い」と言い、「設備などの初期投資がハードルになって開業に踏み出せない人も多い。当施設を利用して常連客を得たり売り上げを図ったりしながら、創業の第一歩にしてもらえたら」と話す。

 同施設は武蔵境駅から徒歩約10分の場所にある。北池さんは「市内の他のエリアも検討したが、この場所に最も可能性を感じた。駅からは少し離れているが、地元の人たちとの距離感が近い。『おいしいものが買える、いい店』という存在になり、地域全体の価値を上げていくことにもつなげられたら」とも。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース