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吉祥寺で「コミュニティデザイン大賞」公募-女性限定で

公募開始イベントとして、社会デザイン研究者の三浦展さんの司会で、シンポジウムが開かれた

公募開始イベントとして、社会デザイン研究者の三浦展さんの司会で、シンポジウムが開かれた

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 若者に人気の吉祥寺を舞台に、「第1回吉祥寺コミュニティデザイン大賞」と題したコンペティションが行われる。主催は、ビデオインフォメーションセンター(武蔵野市吉祥寺本町1丁目)社長の手塚一郎さんが委員長を務める吉祥寺コミュニティデザイン運営委員会(本部=武蔵野市)。

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 住みたい街ナンバーワンといわれる吉祥寺だが、高齢化に伴うさまざまな問題が顕在化してきている。これまでより「住みたい街、住んで楽しい街、吉祥寺」にするためのアイデアを募集しようと、タイトルの「コミュニティデザイン」には、建築や交通システム、インフラ、公共施設、商店街などの地域活性のほか、新しい住まい方、ビジネス、経済の仕組みと、幅位広い領域でアイデアを募る意図がある。応募対象は女性限定しているのも、特徴の一つ。

 3月9日には、吉祥寺グランキオスクで、社会デザイン研究者の三浦展さんが進行役となり、建築、デザインなどを専門とする審査員が吉祥寺の街の歴史や魅力、新しいコミュニティー-デザインの在り方などを話し合った。応募資格が女性ということもあり、参加者の過半数が若い女性。審査員も7人のうち3人が女性。審査委員の一人であるコミュニティーデザイナーの西上ありささん(スタジオL所属)は、「コミュニティーとは、特定のテーマで人と人をつなげる仕組みのこと。既成概念を取り払って臨んでほしい」。審査委員長の倉方俊輔(大阪市立大学准教授)さんは、女性限定にした理由について、「女性は男性よりも、街に対して子育てやショッピングやボランティアなど多様な接点を持っている。女性の方が素直に自分の意見を述べることも多い」と話す。

 応募方法はイラスト、設計図、概念図などを吉祥寺コミュニティデザイン運営委員会 武蔵野市吉祥寺本町1-33-10まで送る。締め切りは5月10日(必着)。1次審査の後、7月13日に公開審査会を行い大賞を発表する。大賞受賞者には、50万円相当の商品券を贈呈する。

吉祥寺コミュニティデザイン運営委員会 応募要項
http//:www.gaikokukaden.co.jp/community/

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