吉祥寺美術館で「棟方志功展」-富山・南砺の美術館所蔵品を展示

「華狩頌(はなかりしょう)」1954年/棟方志功

「華狩頌(はなかりしょう)」1954年/棟方志功

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 吉祥寺エフエフビル7階の「武蔵野市立吉祥寺美術館」(武蔵野市吉祥寺本町1、TEL 0422-22-0385)は現在、「カガヤクシゴト 棟方志功展」を開催している。

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 棟方志功(むなかたしこう)は、1903(明治36)~1975(昭和50)年の生涯の中で多くの木版画作品を遺した世界的巨匠。志功は42歳~48歳の働き盛りを富山県南砺市で過ごした。この時期に、あらゆる表現手段を体得し、多くの秀作を生み、志功が世界に進出する飛躍台の時代とも言われる。南砺市福光美術館(富山県南砺市)は福光で制作した版画や書、陶芸作品、知人・友人への手紙など、多くの資料が収蔵しており、同展では南砺市の協力の下、同館所蔵の作品や関係資料44点を展示する。

 南砺市福光美術館では4月17日より、交流展として同館の作品を展示する「吉祥寺美術館ミュージアム展」を開催。織田一磨さん、浜口陽三さん、萩原英雄さんの作品約70点を展示する。

 同館の柚花さんは「後に『世界のムナカタ』と呼ばれるようになった偉大な芸術家が、福光の地に残した仕事とその足跡をたどる。『華狩頌(はなかりしょう)』『美魅寿玖(みみずく)の図』はぜひ見てもらいたい」と話す。「伊勢丹閉店で若干来館者数に影響しているかもしれないが、棟方志功の名が補ってくれるのでは」と集客面での期待を込める。

 開館時間は10時~19時30分。入館料は100円。5月23日まで(4月28日は休館)。

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