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吉祥寺のセレクト店「kahahori」で二人展 耐熱器など約700点出品

見野大介さん(左)と増田哲士さん(右)

見野大介さん(左)と増田哲士さん(右)

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 吉祥寺駅公園口から徒歩3分、弁天通り沿いにある器を扱うセレクトショップ「kahahori(かはほり)」(武蔵野市吉祥寺南町2、TEL 0422-90-7081)で12月14日、陶芸作家の増田哲士(さとし)さんと見野大介さんによる「二人展」が始まった。企画は店主の上松美保さん。店の棚一面に2人の作品を700点近く並べる。

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 増田さんと見野さんの二人展は2017年、2018年にも開催し、今回で3回目となる。「第1回、2回と毎年好評だったので今年も開催に至った。どの作品も使い手の想像力をかき立てる」と上松さん。

 京都府南丹市で作陶する増田さんは、土鍋土で作られた黒い陶板皿やグラタン皿、粘土を鉋(かんな)で削った「しのぎ」という技法で模様を付けたシリーズ、一輪挿し用の花器などを出品。自身も料理をよくするという増田さんは「土鍋の器は冬に使うイメージが強いかもしれないが、煮炊きをしたり、焼いたりと日常の調理で使えるシーンも多いので、冬に限らず使ってもらえれば。気軽に使えるような強度や厚さにし、ぴりっとしたポイントを利かせつつ全体的には日常で使いやすいマイルドな印象のデザインにしている」と話す。

 奈良市法華寺町で陶芸工房を構え、作陶しながら陶芸教室も開いている見野さん。定番の耐熱片手鍋や六角皿、波紋角皿やぐい飲みのほか、同展のために新作のエッグベーカーも出品。「基本はシンプルな形にしているが、持った時に熱くないよう持ち手部分を空洞にしたり、重さのバランスを考え、底を重めに作ったり、机に傷が付かないよう接地面を滑らかにしたりと細部にもこだわって制作している。実際に手に取って使い心地を体感してもらえれば」と見野さん。

 会期中の営業時間は12時~20時。今月22日まで。

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