食べる 見る・遊ぶ 買う

吉祥寺のカフェにグラノーラ卸す無店舗洋菓子店「メリメロ」が1周年

カフェへ卸すグラノーラや通信販売で扱うクッキー(左からごま、全粒粉、抹茶、バニラ)

カフェへ卸すグラノーラや通信販売で扱うクッキー(左からごま、全粒粉、抹茶、バニラ)

  • 7

  •  

 吉祥寺のカフェへ手作りのグラノーラを卸す、店舗を持たない洋菓子店「meli-melo(メリメロ)」(杉並区善福寺1)が開業して1年が過ぎた。

カフェで提供される手作りのグラノーラ

[広告]

 看護師の資格を持つ店主の原田真由美さんが働きながら始めた同店。お菓子作りとの出合いは、「子どものころから家庭で日常に作っていたこと」。手作りのお菓子に喜ぶ顔が見たいという思いから、本格的に作り方を学ぶため26歳で和歌山から上京し、代官山の「ル・コンドン・ブルー日本校」(渋谷区)に入学。看護師を続けながら、29歳のとき、ワーキングホリデーを使ってパリに1年留学。帰京後、看護師に復帰し、約7年、趣味でお菓子作りを続けた経歴を持つ。

 販売を考えたのは「お菓子のある日常を届けたい」との思いが高じたからだが、店舗を持つのはリスクが高すぎると判断。通信販売を選び、お菓子作りができる場所を探していたところ、2018年、1階がシェアキッチンとテーブル、和室スペースという物件に出合った。2018年9月に同店を開業。12月に無店舗でお菓子などの販売を始めた。全てを一人で対応してきたが、「発送やイベントへの出店で手が回らなくなり」、8月に看護師を辞めた。「完全独立して、お菓子作りに専念することで退路を断った」と原田さん。

 対面での販売は、毎月第3日曜開催の「神明通りあさ市」に出店、happyDELI(杉並区善福寺)のシェアスペースにあるカフェで月に2回など行っている。

 商品は、「保存料や着色料を使わず、できるだけシンプルな材料」にこだわり、「安心を届けたい」と原料の選択から調達、製造までの全てを原田さんが行う。グルテンフリーのオートミールに砂糖を使わずメープルシロップや太白ごま油で焼き、レーズン、クランベリー、アーモンド、クルミ、カボチャの種を加えた「ベーシックグラノーラ」、10月から販売の「チャイグラノーラ」(100グラム、500円)。花型の全粒粉クッキー(5枚380円)、ごまクッキー、絞り出しクッキー(バニラ、シナモン、ココア)、抹茶(各250円)など。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース