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情報誌「みたから」がウェブマガジンヘ アトレヴィ三鷹が杏林大と連携し制作

タブロイド版からウェブマガジンへ移行した「みたからWEB」

タブロイド版からウェブマガジンへ移行した「みたからWEB」

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 駅ビル「アトレヴィ三鷹」(三鷹市下連雀3)が地域と連携し、三鷹の街の魅力や情報発信を目指して創刊した無料情報誌「みたから」が7月16日、ウェブマガジン「みたからWEB」にリニューアルした。

コミュニティースペース「みたかスペースあいプラス」を訪問し、みらいデザインラボの高橋由紀子さんからレクチャーを受ける杏林大学生

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 同市内にある杏林大学(下連雀5)と地域貢献パートナー協定を締結し、協働事業の一環として2016(平成28)年に創刊した同誌。初刊から4号までは蛇腹折り形式で、館内情報を中心に、地域で活躍する人や話題の店を学生が取材し紹介する記事などを掲載してきた。

 5号からはタブロイド形式に変更。編集と印刷を担当した地元の印刷会社「文伸」の米川充さんは「杏林の学生と、社会人向け講座の履修生の方がコースの企画と案内役を務めたアトレヴィ三鷹とのコラボ企画『みたからさんぽ』を、マップも含め大きく誌面で紹介したり、三鷹の農業を特集したりしたいというアトレの思いを受け、判型を大きくし読み物の分量を増やした」と振り返る。

 市内に立つ「国立天文台」にちなみ「三鷹と宇宙」をテーマにした6号は分光器が作れる付録付きで、「非常に大きな反響があった」とアトレのスタッフ。終刊となる8号まで、三鷹の農家が野菜のレシピを紹介する連載「農家ごはん」やマルシェなど地元のイベントなども紹介してきた。

 ウェブマガジンへのリニューアルについて、ウェブ化の全般業務を担当したジェイアール東日本企画の鳥飼悠人さんは「各号2万部を配布してきたが、情報ソースがデジタル化する流れの中で、当誌も移行することでより幅広い読者へ情報を発信できたらと考えた。電車の中でも、携帯など手元でより気軽に読んでいただけるのでは」と期待する。

 アトレヴィ三鷹店の柴生田春野さんも「三鷹は昔から住んでいる人だけでなく、新しく住み始めた人、勤務地として通われる方などさまざまな方がいらっしゃる。街の雰囲気の良さも感じられ、とても良いマーケットを確立している。そうした地域の方々のライフスタイルをサポートできるような、三鷹の宝、地域愛を今後も発信していけたら」と話す。

 鳥飼さんは「毎週月曜に更新する予定。紙媒体の時には読者層が見えない部分もあったが、アンケートなども行い、より読者が欲しい情報も盛り込めるよう企画を考えていけたら」と意気込みを見せる。

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