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吉祥寺にブティック併設の食堂 有機野菜を使ったシンプルな料理提供

「パリ・ニューヨーク・トーキョー」の店内。テーブルと椅子がゆったりと配置されている

「パリ・ニューヨーク・トーキョー」の店内。テーブルと椅子がゆったりと配置されている

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 吉祥寺の東急裏エリアにブティックと食堂「パリ・ニューヨーク・トーキョー」(武蔵野市吉祥寺本町2、TEL 0422-27-6818)がオープンして1カ月がたった。店舗面積は23坪、席数は22席。

壁の写真や椅子など、パリをイメージした席も

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 店主は、すぐ近くの中道通りに2010年オープンしたファッションのセレクトショップ「MUSEUM OF YOUR HISTORY(ミュージアム オブ ユア ヒストリー)」を手掛ける佐野公幸さん。

 「料理をすることが大好きで、飲食店は何十年来の夢だった。『ミュージアム』と同じように、商店街ではなく駅から離れた住宅地のような場所でできればと場所を探していて、この場所にたまたま巡り合った」と開店のきっかけを話す。

 「その季節の旬のものをできるだけシンプルに食べるのが好き。なるべく質のいいものを使い、素材の味そのものを楽しんでもらえたら」と話し、有機野菜や生産者の見える食材を使ったメニューを提供する。「『地球に優しい』がテーマ」とも。

 ランチ、ディナーともに提供する「田舎オムレツ」「ナスとズッキーニのチーズ焼き」(ともにバゲット付き)「ちりめんじゃこと小松菜のパスタ」のほか、「ソーセージもお薦め」と佐野さん。ドイツの「ヴァイス ヴルスト」や中近東のスパイスを使った「メルゲーズ」、タイのレッドカリー風味の辛い「サイウア」などセレクトしたソーセージを提供する。

 店名は、長年アパレルに関わりパリやニューヨークにも仕事柄数多く足を運んだ経験を持つ佐野さんが「その土地の空気が好き」なところから付けた。

 食堂の横には横尾光子さんが手掛ける洋服ブランド「クロロ」や、青梅で製造している「ホットマン」のタオル、浅草の職人が一つずつ製作する帆布生地のかばん、フランスのオーガニック紅茶など、佐野さんが信頼を寄せる商品も並ぶ。

 「ブティックの棚はギャラリーのように入れ替えて行く予定。パリにあるカフェのように、朝から一杯飲めるような店にしていければ。気軽に立ち寄ってあいさつしたり顔見知りになったりして、買い物や食事など自由に滞在して時間を過ごしてもらえるサロンのような食堂になれれば」と意気込みを見せる。

 営業時間は、ランチ=12時~15時、ディナー=16時~22時。火曜、第2・3水曜定休。

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