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吉祥寺の「イイダ傘店」で受注展示会 オリジナルテキスタイルの新作日傘も

「イイダ傘店」の「日傘・雨傘展」に並ぶ新作の日傘

「イイダ傘店」の「日傘・雨傘展」に並ぶ新作の日傘

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 吉祥寺のイイダ傘店(武蔵野市吉祥寺本町4)で8月31日から、飯田純久さんが手掛ける傘のオーダー会「平成二十九年 秋 日傘・雨傘展」が開催される。

傘のほかにミニタオルやカレンダーなど、飯田さんのスケッチが楽しめる紙ものや布ものも

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 年に2回新作デザインの発表と日傘、雨傘のオーダー会を行う。2016年吉祥寺にアトリエを構え、同場所での受注会は今回3回目。飯田さんは「毎回、お客さまが自分のお母さんを連れて来られたり、10代の方がいらしたり、さまざまな方が足を運んでくださる。いろいろな方がそれぞれの好みに合う一本に出合えたらと、毎回その時々に思い浮かんだものをスケッチする」と話す。

 新作の日傘は5種類のモチーフが並ぶ。「生地に刺しゅうを施したりできるのも日傘ならではの楽しみ。今回は『すし』の柄を刺しゅうで入れたものや、アルパカウールを織り込んだ生地で作った『アルパカ』柄などがある」といい、それぞれ色違いを展開する。

 ほかに「葉っぱ」柄は、実際に自宅近くで見つけた葉を集め、押し花にしたものをスケッチした。「これまでのカラフルな植物のモチーフと違って、無地やリネンの服に合うような落ち着いた雰囲気をイメージした」と飯田さん。「多少曇の日でも差したいと話してくださる方もいる。畳んで持ち歩いてもアクセサリーのように小物の一部として楽しめるので、閉じた状態も気に掛けてデザインしている」とも。

 デザインのほかにサイズや持ち手が選べ、名入れもできる。日傘は43~47センチまでの3サイズと折り畳み47センチ、雨傘は50~65センチまでの4サイズと折り畳み50~60センチまで3サイズを用意する。価格は3万円前後を予定。

 併せて新作やこれまでのデザインが楽しめるポーチやエコバッグ、ミニタオルなどの雑貨、京都の「torajam」とコラボしたジャムも販売。広報の高山真衣さんは「グラシン紙や厚紙など素材も大きさも違う6枚に2カ月ずつつづったカレンダーも用意する。型抜きしたり一枚ずつ紐を付けたり、封入までスタッフ総出で手掛けた。当店の世界が伝わる一端になれば」と話す。

 同展は吉祥寺に続いて青山、京都、神戸をはじめ今回初となる山梨や鳥取など全8会場を巡回する。受注した傘は、約半年後をめどに順次発送する予定。

 開催時間は11時~18時。9月4日まで。

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