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吉祥寺の仏菓子店「エーケーラボ」が14周年 ワークショップや他店とのコラボも

焼き菓子が並ぶ店内。向かいにパンやサブレコーナー、奥にイートインスペースを設ける

焼き菓子が並ぶ店内。向かいにパンやサブレコーナー、奥にイートインスペースを設ける

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 吉祥寺のフランス菓子店「patisserie A.K Labo(パティスリー エーケーラボ)」(武蔵野市中町3、TEL 0422-38-9727)が3月で14周年を迎えた。

14周年記念イベントの様子。オーナー庄司あかねさん(右)とワインをサーブする「ル・キャバレ」のオーナー細越さん(左)

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 2003年、現在の店がある五日市街道沿いに、オーナーでパティシエの庄司あかねさんが開いた同店は、焼き菓子、生ケーキ、パンなどを販売するほか、カフェも併設。10年目に当たる2013年、数百メートル西の現在の場所へ移転した。市内の朝市や祭りなどイベントにも積極的に催事出店するほか、カフェスペースを利用してフラワーアレンジやヨガなどのワークショップも行っている。

 95県に分かれたフランスの地方にまつわるお菓子を毎月、1県ずつ作って販売するのと同時に、市内の弁当店「長男堂」のフリーペーパーにコラムとしても掲載している。「連載の話を頂き、毎月発祥のお菓子や名産物を調べるのも楽しい。数年かけ95県全て紹介したので2周目に入る予定」と庄司さん。

 「花が好きなこともあり、世界には『花』をテーマにした記念日も多いので、季節に合わせて寄せ植えやリース作りなど知り合いの生花店とのワークショップを今後も続ける予定。ヨガは当店の朝食とセットのワークショップで徐々にお客さまも付き始めている」とも。

 4月1日・2日には14周年記念イベントも行い、同店のデザートに合わせ、同市内の「レストラン コワン」が「ローストチキンのサンドとジャガイモのグラタン」「仔羊のクスクス」などのスペシャルプレートを手掛けた。通常提供していないワインは、かつて庄司さんが務めたカフェの店長時代からの付き合いという「ル・キャバレ」(渋谷区)のオーナー細越さんがセレクト。南フランスの自然派ワイン「ジョン・シュミット」などを店頭で自らサーブした。

 「知っている店同士コラボしての周年イベントは初の試みだが、共通の知り合いなど人の縁で実現した。何ができるようになったか、これまでを振り返る良いきっかけになり、感謝の気持ちも伝えられた」と庄司さん。

 「今後も地方菓子の発掘を地道に続けたい。市内の酒店とコラボした商品をイベントで販売する予定もあり、地域の店と一緒に吉祥寺を盛り上げていけたら」と意気込みを見せる。

 営業時間は10時~19時。水曜、第1・3木曜定休。

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