吉祥寺にメープル家具の専門店「サーブ」 節あり材家具の取り扱い開始

井の頭通りに面した「SERVE」の店内に並ぶイタヤカエデのオリジナル家具

井の頭通りに面した「SERVE」の店内に並ぶイタヤカエデのオリジナル家具

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 吉祥寺の井の頭通り沿いにメープル家具の専門店「SERVE(サーブ)」(武蔵野市吉祥寺本町2、TEL 0422-23-7515)がオープンして間もなく2カ月になる。

イタヤカエデの節あり材を使用したキャビネット。同シリーズは吉祥寺店オープンに伴う新作

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 以前にも同じ井の頭通りに店を構えていたサーブ。その後、実際に家具を使いながら暮らし、同時に展示販売するという「住居兼店舗」を試み、世田谷や湯河原で店舗を展開。その後、12年間営んできた小金井店を7月17日に閉じ、再び吉祥寺に戻って来た。

 通りに面したガラス張りの同店。売り場面積は35坪。入り口脇に造られたショールームのような空間には、実際の生活をイメージし、絵画や白いカーテンとともに、テーブルや椅子などの商品を展示する。全体に白を基調とし、奥にはバスルームも設けた。

 取り扱う家具は、そのほとんどが一般には流通の少ない北海道の天然材「イタヤカエデ」を使ったもの。ハードメープルと呼ばれる輸入材に比べると、色白で透明感のある木肌が特徴で、きめ細かく滑らかな手触りだという。

 新店では、これまでの定番商品に加え、新たにイタヤカエデの節あり材を使った新作家具の取り扱いも始めた。「1989年に創業して以来、イタヤカエデの持つ清潔感にほれ込み、オリジナルデザインで家具を製作し続けてきた。節あり材は自然の持つ木目や節の個性的な表情がより楽しめる家具」と店主の佐和田さん。「工場に出向き、家具のどの部分にどの板材を使うか、一枚一枚確認している。節あり材の家具は全て店内に展示してある一点もので、この店でしか見られない家具」とも。

 「都心の物件も見て回ったが、都会的な一面に加え田舎らしさも感じられる吉祥寺は第二のふるさとのような場所。落ち着きを感じられるこの場所で、家具を意識した暮らしを提案していきたい。自分の身の回りや普段の生活が気持ち良いものになれば」

 営業時間は11時~18時。火曜定休。

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