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吉祥寺中道通りに本革財布専門店 200点以上を品ぞろえ

本皮の財布がズラリと並ぶミックの店内

本皮の財布がズラリと並ぶミックの店内

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 革財布と革小物を販売する「mic(ミック)」(武蔵野市吉祥寺本町2、TEL 0422-27-5727)が1月29日、仲道通りにオープンした。

ショーケースには女性用オリジナルブランドの財布が並ぶ

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「西部地区への出店には不安もあったが、平日も地元のお客さまが立ち寄ってくれるようになった」と話すのは直営店の運営を統括する大田久昭さん。

 同店は1967(昭和42)年設立の革小物メーカー、ラモーダヨシダ(台東区)の直営店で、工房併設の上野店、御徒町店、神戸店に次いで4店舗目となる。吉祥寺への出店は「2代目となる現社長の出身校で長男も通った成蹊大学がある吉祥寺に、いつかは店を出したいとの社長の思いがあった。5年越しで探してようやくいい場所が見つかった」と大田さん。

 店名の「mic」はモノづくりへの思いを表す英語の「Mastary&imaginaitive Craftmanship」の頭文字をとったもの。同社の男性向けオリジナル製品のブランド名でもあり、オンラインストアの名前でもある。女性用には「micsucco(ミクスコ)」を展開する。

 店舗面積は16坪。細長い店内には財布を中心に小銭入れ、名刺入れ、パスケースなど常時200点以上の革製品を、「姫路黒桟(くろさん)革」「アリゾナのショルダー革」「イタリアのなめし革」「蝋引き革」「シカ革」「ヌメ革」など素材ごとに陳列する。壁には本皮を大きく飾り、店内には皮の匂いが漂う。姫路で鞣(なめ)した黒桟革に漆(うるし)を塗り込んで仕上げた革を使った財布は同店のみで扱う。

 大田さんは「これだけの数の財布を自社で作って売る専門店は日本では当店だけと自負しているが、財布は一度購入するとしばらく買わない。職人の技を必要とする製品の販売にこだわってきたが、ペンケースやブックカバーなどもラインアップに加えたい」と今後の展開に意欲を示す。「使い勝手にこだわり、手仕事で作った当店の財布の良さを知ってもらい、地元のお客さまギフトとして選んでもらえるようになれば」とも。

 営業時間は11時~20時。水曜定休

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