井の頭公園で有料登録制「アートマーケッツ」始まる

1月13日、14日に井の頭公園で開催された有料登録制の「アートマーケッツ」

1月13日、14日に井の頭公園で開催された有料登録制の「アートマーケッツ」

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 1月13日、14日の2日間、井の頭公園で第1回目となる「井の頭公園アートマーケッツ」が開催された。

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 「井の頭公園アートマーケッツ」は、東京都西部公園緑地事務所(武蔵野市御殿山1、TEL 0422-47-1210)を中心とした井の頭公園100年実行委員会が主体となり運営するもので、毎週土曜、日曜に開催される。井の頭公園の魅力である一方、無許可での不法な営業行為、近隣住民からの騒音苦情など、問題も少なくなかった同園内でのパフォーマンスや出展を有料登録制にしたもので、同園の調和を図るのが狙い。登録条件は「手作りのもののみの販売」で、食べ物やリサイクル品は出展できない。

 13日は露店が37件、パフォーマンスが12件、14日はそれぞれ37件と17件が出展した。アクセサリーやポストカードを販売する露店が多く、中には似顔絵や犬用の服を出展している露店もあった。当日は家族連れや若者で賑わい、緑地事務所によるとこの2日間での来園者は、通常の週末よりも2~3割増えたという。同事務所の蕪山さんは「1月にしてはずいぶん賑わっていた。当日は違法占有などの問題もなく順調に運んだ」と話す。

 出展者の意見は、「登録制になることで、違反せずに出店できるようになって良かった」「今まで出展していなかった人も参加するようになった」「他のフリーマーケットに出展するのに比べると格段に安い」と、おおむね好意的なものが多かったが、「年間登録のため、たまにしか来られない人は出展しなくなってしまった」「統制されることで今までの井の頭公園の雰囲気が損なわれるのでは」という意見も含まれた。

 1月12日時点で、同事業には露店86店、パフォーマンス31件の全117件の登録があり、2月中旬には今年分の最終登録会を予定している。登録料は12,000円。

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