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放射能汚染と農業について考えるチャリティーライブ-吉祥寺で「フクシマを思う」第4弾

「放射能汚染から農業は取り戻せるのか?」

「放射能汚染から農業は取り戻せるのか?」

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 吉祥寺南町コミュニティセンターホール(武蔵野市吉祥寺南町3、TEL 0422-43-6372)で2月5日、チャリティーライブイベント「放射能汚染から農業は取り戻せるのか~チェルノブイリと福島~」が開かれる。

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 元文化放送ディレクター・鎌内啓子さんと、俳優でアーティストの金子あいさんが昨年5月に始めたイベント「フクシマを思う」シリーズの第4弾。原発事故により不条理を強いられている福島に思いを寄せながら、この問題を人任せにせず、自分の問題として考え行動しようと呼び掛けている。

 当日は、分子生物学者で、1990年以来チェルノブイリ原発事故による被災者の救援活動に取り組んできた河田昌東さんが講演。チェルノブイリと福島の原発事故による災害を比較しながら、土壌や農作物、水などに対する放射能による汚染や、外部・内部被ばくによる人体への影響を考える。併せて、菜の花による土壌浄化プロジェクトの話を通じ、放射能汚染下でどう暮らしていくかを提言する。1回目から続く金子さんによる詩の朗読は、辺見庸「眼の海」より1編、斎藤紘二「石棺」、和合亮一「詩の礫05」の3編を打楽器奏者・橘政愛さんの演奏とともに送る。

 3編の詩は、金子さんが震災について書かれたいくつもの詩を声に出して読み、鎌内さんに聞いてもらいながら、「この会で読むのにふさわしいもの」を2人で選んだという。金子さんは「これらの詩を聞いて何かを感じてもらいたいと思って選んだ。震災から間もなく一年を迎えようとする今、もう一度原点に戻り、あの日を忘れないために、そして今起きていることを見つめるための会にしたい」と話す。

 昨夏以来、カトリック吉祥寺教会(御殿山1)で毎週日曜日に福島産の野菜や果物を販売している「里山ガーデンファーム二本松農園」(福島県二本松市)と、吉祥寺サンロード商店街に昨年10月オープンした「東北物産館」(吉祥寺本町1)による、安全な野菜や物産の販売も予定する。

 14時開演。入場料は2,000円。

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